ヘッジファンドとは具体的に何なのかという質問は、今となってはとてもむずかしいものになりました。それはヘッジファンドというもの自体が多様化することによって、これがヘッジファンドと明確に定義できるものがなくなったからです。ただしその根本的な部分にあるものは、法的規制を避けて世界的に投資活動を営む私募による投資信託のことを言います。
一般的な投資信託は、公募によって一般から小口の資金を集めるというものですが、ヘッジファンドは機関投資家や富裕層から大規模な資金を集めることで成り立っています。名前に使われているヘッジという言葉には、リスク回避という意味があります。そしてその名前の通り、ヘッジファンドはいかにリスクを回避するのかを重要視しています。またその取引規模は純資産を大きく上回っているとされており、とても大きなお金が動きます。
ヘッジファンド自体が登場した頃は、大規模なものというのが当たり前の考えでしたが、現在では大小規模を問わずさまざまなものが登場しています。また日本の年金や銀行・生命保険会社もこういったファンドに投資しており、現在もヘッジファンド型の運用をおこなう投資信託は新しく登場しています。冒頭で具体的な形がないと書いたのは、それぞれの投資戦略にさまざまな形があるからです。これだという具体的な形がないということでわかりづらいものなので、自身が関わる時はしっかり勉強してからにしましょう。
